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2014年05月01日

アオリイカ 冬はどこへ行く?①

皆さん、こんにちは^^

アオリイカって冬はどこへ行くのでしょう?
冬は「落ち」と呼ばれる行動で、深場に行ってしまうとされているアオリイカですが、ちょ~っと気になることがあったので調べてみました^^

世間はGWだ!春のデカアオリを釣るぞ!って時期にこんなこと書いててスミマセン(笑)
今回「釣りを始めたい方へ」の記事は休んでこのことについて書かせていただきます。

きっかけはこのブログに頂いたコメントです。

「釣り馬鹿」さんより・・・

「はじめまして! 12月に釣れたとか聞いたことが無いと言ってましたが、僕は毎年正月位までエギングを敦賀でしています!! 去年も一昨年も、正月にアオリ釣ってますよ。 しかし、アオリが冬に深場に行くのはわかりますが 日本海の深場に、アオリが生息できる水温の場所があるんでしょうか? 僕はこれが最大の疑問です! 深場に居るなら間違いなく産卵前のアオリをティップランで釣る事は可能なはずなんですが釣れません。 日本海のアオリは冬何処にいるんでしょうね!! 温水でも出てる場所があるんでしょうか。」

というコメントをいただきました。

おおよそ日本海側の福井・小浜周辺でアオリイカの釣果が下がりだす時期は10月後半から11月に掛けて。
11月後半になると、もう渡船屋さんもブログも釣果情報すら無くなります。

アオリはこの後どこへ行くのでしょう?

雑誌やブログを拝見すると多くのフィールドテスターらが「冬場は深場に落ちる」と書いています。
僕もそう信じていましたし、過去の記事にそう書きました。 

〇過去記事→アオリイカはいつまで釣れる?



でも、今回いただいたコメントのように「深場に居るならティップランでも釣れるはず」。
確かにそうです。最盛期ほどの釣果は望めないけれど太平洋側・三重方面は冬でもティップランで釣れています。
しかしティップランで狙える水深は深場と言っていい?じゃぁ深場の定義は?「落ちる」と言ってもどの程度の水深まで落ちるのでしょう?それを調べたくなりました。

ここから仮説を交えて僕の考えを説明させていただきます。

通常の水温は水面付近が最も暖かく底へ行くにつれ冷たくなります。理科で習った記憶もあるし、お風呂と同じです。
バス釣りをする方なら「サーモクライン(水温躍層)」という言葉を聞いたことはありませんか?これは秋以降によく見らせる現象で、風や波の影響で水面がかき混ぜられ、急激に水温が下がると水面からある程度の深さまで暖かい海水と冷たい海水が混じった「表層混合層」というものができます。残された海水はその表層混合層の下にあって、比較的安定した海水温度層を形成します。こうして表層から底まで通常と異なって形成された水温層をサーモクラインと呼びます。

夏場でも同じ現象は起きます。泳ぎに行って海に入った時、水面は冷たくても腹回りだけ妙に暖かいことがありませんか?あれがサーモクラインです。

サーモクラインが発生すると、ほとんどの魚がその表層混合層を避ける傾向にあります。
それは不安定な温度層であることや、夏場は有存酸素が減少するなどの関係で表層混合層の下に移動してしまうのが定説です。

ここで表層混合層についてさらに調べました。
気象庁のHPによると「・・・(表層混合層の厚みは)夏季は10〜20m程度であるのに対し、冬季は100mを超える海域が広がっています・・・」とあります。


■表層混合層 (参考:気象庁HPより)





釣りの出来る沿岸部にこれを当てはめるのはかなり無理が有りますが、冬場は100mくらいまでの水深にこの表層混合層が形成されることになる。その下に水温の安定した層があるなら・・・

○アオリは水温に敏感な生き物。表層混合層など不安定な温度層を好むとは考えにくい。
○ティップランはあまり詳しく無いのですが、狙える水深は10~50m程度だと思います。
○アオリが好む水深は20~80mとされていますが、アカイカ・シロイカの区別はあっても50~200mのディープエギングやジギングで釣れたという釣果がかなり報告されています。従ってアオリイカは200m或いはもっと深い水深でも生活できる能力を持っていると思います。

これらの要素を集約すると・・・

『秋以降、落ちに入るアオリは、この表層混合層を避けてさらに下に居る。その水深は数十メートルから100mより深いところ。それに地形や餌など条件が合う場所にアオリは落ちる』

と僕は考えました。

状況によっては釣れる時もあるでしょうが、ティップランで狙える水深よりさらに深いところまでアオリは落ちたと考えるのが良さそうです^^



どうでしょう?^^
皆さんのご意見、お考えも聞かせてください^^

ただ今回の話は「アオリイカって冬はどこへ行くのでしょう?」という問いへの結論ではありません。
日本海側・小浜周辺に限って言えば、おそらく12月頃までの話だと思います。

実はこうして調べていたら、さらに大きな疑問が湧きました。

アオリが死滅する海水温の下限は10度とか12度とか言われています。
改めて2014年の海水温を気象庁のサイトで調べました。すると日本海側・小浜周辺は、最も海水温の下がる二月下旬から三月上旬には9~10度まで下がります。


■2014年 3月3日 水深50mの水温 日本海 日別表層水温 (参考:気象庁HPより)







■2014年 3月3日 水深100mの水温 日本海 日別表層水温 (参考:気象庁HPより)







これではアオリも生きられませんよね?

また2014年の1月上旬は12~13度。1月下旬には11~12度まで下がっています。
アオリがそんな死滅ギリギリの場所を好むでしょうか?

じゃぁどこ行った?

これについては面白い資料を発見したので次回書かせていただきます。

最近は雑誌も買っていませんが、もしテスターらが「冬のアオリイカは深場に落ちる」とか単純に言っていたら「おいおい、それはもう古いよ~」なんて定説を覆す内容になるかもしれません。
大げさかな?^^;

少しだけ期待しててくださいね!(笑)

はぁ~!久々に真面目な記事書いたらむっちゃ疲れましたわ!(爆)ヾ(´▽`*;)ゝ"

つづく!!!


追伸:釣り馬鹿さんへ
大々的に勝手に引用してごめんなさいっ(笑)
また記事をUPするのが遅くなって大変申し訳ありませんでした。
4月は仕事柄最も忙しい時期に入るのでなかなかPCに向かう時間がありませんでした。
でもコメントいただけたことがきっかけになり、とても自分の為にもなり、やりがいのある面白い記事が書けたと自負しております。
またご意見よろしくお願いしますネ!



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