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Posted by 京つう運営事務局 at

2008年12月02日

アオリイカはいつまで釣れる?

もう12月になりましたが皆さんアオリ行ってはりますか?

アオリっていつまで釣れるんでしょうね?
「そんなん分かっとるわい!」と言われそうですが、
しばしこらえて読んでクダサイ(^^;)

経験と調べた知識で書いてみます。

例年日本海側/小浜周辺は11月中盤から後半で終わります。
11月20日過ぎになると、ほとんど渡船屋さんやブログの
釣果情報もありません。
皆さんの釣果報告が無いのは「釣りに行かなくなった」のでは無く
「釣れなくなったから」と考えるのが妥当。
釣れれば皆さん寒くても行きますよね?^^v

じゃぁ何故釣れない?あくまで岸からのエギングのみをテーマにして
考えると、これは水温と関係しているようです。

先にアオリの一生を追ってみると
①春・産卵

②夏頃・孵化

③秋(新子&成長)・浅場で餌をとる

④晩秋・水温の安定した深場に向かう

⑤越冬・深場

①春・産卵

日本海側では、この④晩秋のある程度成長して深場に行く時期が
おおよそ11月後半になるようです。
釣れるor釣れないというより「居なくなった」のでは?

何故深場に行くかというと「水温が安定して過ごしやすいから」
これはどんな魚にもほぼ共通しています。

冬の浅瀬なんて考えただけで寒いでしょ?
少しでも暖かくて穏やかな所に居たいでしょ?
比較的浅場に居る魚はどれも同じで、アジさえも餌や体力を確保するために
低水温期は深場に落ちます。

魚(アオリ)が感じるシグナルはベイトフィッシュ(餌)と水温。
アオリからすると・・・小魚が外洋に避難して餌が居なくなる。
さらに低水温になれば体力も使いますから、成長過程で過ごした
浅場にいる必要は無くなります。

そこで気象庁発表の海水温と釣果情報を何年分も比較して見てみると、
おおよそ20度を下回れば深いところに落ちていくようです。

○2008年11月15日


日本海側の冬は北風が強く、気温も水温も急激に下がります。
アオリも危機を察知する?
釣果情報の減る時期と水温低下は例年ピッタリ一致しています。
そこで僕は基準として「20度を切るとヤバイ説」を唱えています。

「15度になると深場に落ちる」という説もありますが、
日本海側の石川県以南(以西?)~福井県で15度台になるのは、
おおよそ12月20日頃から年明け年始頃です。
(下図2008年1月1日参照)
12月初旬から中頃に「日本海側で釣れたぁ!」なんて話聞きます?
仮に年始1月初旬に15度台に下がった年なら・・・12月末まで釣れてる?
それも聞いたこと無いでしょ?
だから僕はこれを信用していません^^;

でも和歌山や三重は冬でも釣れてます。
こっちはちょっと様子が違って、これを調べると・・・
○2007年12月1日


○2008年1月1日


○2008年2月1日



2月頃まで18~19度台を保って、それ以下に落ちることは
ほとんどありません。
水温低下は全国的に見てもかなり緩やか。
日本海側は急激に水温が下がりますが、太平洋側は別。
この緩やかさがアオリや餌を留まらせる理由になっているようです。

黒潮がねぇ~イイんですわ。暖かく、餌も運んでくれて
条件揃うんでしょうねぇ。

実は3月が一番難しかったりしますが、春も近づき、
激低の水温からV字上昇します。
○2008年3月1日


○2008年3月31日


関西でこの時期デカイカ狙うなら和歌山ですかね~。
ウチの釣り仲間も行きたくて皆ウズウズしてます(^o^)

■参考資料:気象庁Webサイト:海水温・海流のデータ

※この記事の続きを書きました^^
良ければ併せて読んでください^^

→アオリイカ 冬はどこへ行く?①